彼氏・彼女とのケンカを避ける方法。結論:ラベリング効果を使います

喧嘩

こんにちは。

今回は彼氏、彼女とよくケンカをしてしまう方向けの心理学を紹介します。

この記事を読めば、次のような悩みを解消する手助けになります。

  • 最近彼氏とケンカする頻度が高くて悩んでいる
  • 彼女とケンカしない関係を作りたい
  • 恋人とケンカが原因で別れたくない

付き合っている人とケンカするのって、ものすごく体力使うし、神経もすり減ってしまいますよね…

いつもは恋人と楽しく過ごせていたのに、急に壁ができた気がして辛いですよね。

そうなってしまうのを避けるために、有効な心理学があります。

私自身、この心理学を意識するようになってから、

確実に恋人とのケンカを減らすことができました。

ケンカをたくさんするような関係になる前に、ぜひ使ってみてください。

目次

彼氏・彼女とのケンカを避ける方法。結論:ラベリング効果を使います

大好きな彼氏、彼女とケンカをしてしまう原因は何なのでしょうか。

もちろん、それはカップルによって様々だと思います。

  • 彼氏が優しくしてくれない
  • 彼女に浮気をされた
  • 彼氏が掃除をまったくしない
  • 彼女がお金を使いすぎる

挙げたらキリがありませんね…

ケンカの原因は、上の例のように大小は色々あって、深刻さ度合いも違います。

ただ、これらの原因の一つとして挙げられるのが、


「理想」と「現実」のギャップだと思います。

「彼氏なら優しくしてくれるはず」、「彼女なら将来のために節約して当然だ」

こんなふうに、自分が思っている相手の姿と現実が違った時に、

それが怒りに変わり、恋人にぶつけてしまうことでケンカが起こるんだと思います。

理想と現実のギャップがケンカの原因の一つだとすれば、

そのギャップをできるだけ埋めることができれば、ケンカも減るはずですよね。

そんなギャップを減らすための心理学があります。

結論:ラベリング効果を使いましょう

彼氏が優しくしてくれないなら、優しくなるように変えましょう。

彼女がお金を使いすぎるのなら、お金を使いすぎないように変えましょう。

「そんなことができるなら、苦労はしないよ」と思われるかもしれません。

しかし、このラベリング効果は、うまいタイミングで使えば、恋人を変えることができます。

その方法が、名前の通り恋人に「ラベル」を貼るという方法です。

ラベリング効果とは

ラベリング効果は、1960年代にハワード・ベッカーという社会学者が提唱したことがきっかけで

世の中に浸透していった心理学です。

ラベルとはイメージ通り、ビンなどに貼るラベルを指します。

「優しい」「男らしい」「女の子らしい」などのラベル(=レッテル)を貼られることにより、

そのラベルに沿って動くようになる、というのがラベリング効果です。

先ほどの例だと、「優しくない彼氏」には「優しい」というラベルを貼ることで、

彼氏は優しい行動を取りがちになります。

「お金を使いすぎる彼女」には「倹約家」というラベルを貼ることで、

彼女は節約をし始める、ということです。

ですが、さすがに急には人間変われないと思います。

そこで、ラベリングの効果を最大限にするタイミングを次の項で紹介します。

子育てでも仕事でもラベリングは使えますので、ぜひ当てはめてみてください。

彼氏・彼女にラベリング効果を使うタイミング

ラベリング効果はタイミングが重要になってきます。

そのタイミングは次の3つです。

今回は、すでに恋人関係であり、彼女のお金遣いが荒い場合を例にします。

【ラベリング効果を使うタイミング】

  • 付き合いたて
  • 恋人がいい部分を見せた時
  • 期間限定のお願い中

順番に説明します。 

使うタイミング①:付き合いたて

まず一つ目が「付き合いたて」です。

このラベリング効果は、使うタイミングが早ければ早いほど効果的です。

軌道修正は早い方がいい、ということですね。

付き合いたての段階で、彼女がどうやら買い物にお金を使い過ぎている、

ということに気が付きました。

「おや、もしかしたら金遣いが荒い人なのかもしれない」

そう感じたタイミングでラベリング効果を発動しましょう。

付き合いたての段階でラベルを貼ることは効果的ですが、

付き合いたてだからこそ、言い方は工夫した方がいいと思います。

例えば、「お金遣いが荒いな」と思ったら、

「もっと節約したらどう」と直接言うのではなくて、

「二人で旅行したいから、一緒にお金貯めよう」というように遠回しに伝えましょう。

もしかしたら最初は伝わらないかもしれません。

ただ、初期段階であれば、このくらいのラベリングでもジワジワと効いてくると思います。

強く言いすぎて、ケンカになってしまっても本末転倒ですね…

使うタイミング②:恋人がいい部分を見せた時

では、すでに付き合ってからしばらく経ってしまっているとします。

付き合いたてより、ラベリングの効果は薄くなっているかもですが、

まだ十分使うことはできます。

彼女のお金遣いが荒い場合、少しでも「節約した瞬間」を見せたら、

それがラベリング効果を使うタイミングです。

例えば、普段たくさんお金を使っている彼女ですが、「自炊を始める」と言ってきたとします。

もしくは、少額だけど「貯金を始める」と言ってきたとします。

その瞬間、相手の行動を褒めて、自分が嬉しいことを伝えちゃってください。

その際も、「節約してくれて嬉しいよ」と直接的に言うのではなくて、

「器用だから、絶対おいしい料理作れるよ」とか、

「将来いい家に住みたいから、俺も貯金しよ」と伝えるとGoodだと思います。

恋人にとっては、相手を喜ばせることができたことで、もっとその行動をするようになります。

この場合、ピグマリオン効果という心理学も含まれていますが、

ぜひ、ピグマリオン効果も併用して使ってみてください。

ピグマリオン効果の記事も読んでいただけたら、すごく嬉しいです。

使うタイミング③:期間限定のお願い中

では、付き合いたてでもなくて、なかなか恋人がいい部分を見せてくれない場合は、

一体どうしたらいいのでしょう。

「そんな人とは縁を切ってしまえ!」と言いたくなるのは分かります。

ただ、なんとかラベリング効果をタイミングに持っていきたいものです。

その一つの方法として、「期間限定」を使う方法があります。

  • 「一ヵ月だけ一緒に節約してみよう」
  • 「二週間自炊して、作った料理見せあおう」
  • 「買い物しないデーを作ってみよう」

こんな感じで、期間限定を使ってみてください。

そして、その期間限定の間で、恋人が行動をしてくれたら、その瞬間にラベルを貼るんです。

本当に自炊をしてくれたら、協力してくれたことに素直に喜びましょう。

そうすることで、ラベルは強力なものになり、恋人が自分の期待する方向に向かい始めます。

このように、ラベリング効果は使うタイミングが大事です。

タイミングがなかなかない場合は、なんとかタイミングを生み出してみてください。

ラベリング効果を使う際の注意点

ケンカを減らすためのラベリング効果ですが、使う際の注意点があります。

いずれも、「使い過ぎ」が原因となります。

【ラベリングの注意点】

  • ①:甘やかさない
  • ②:無理に使わない
  • ③:自分をかえりみる

注意点①:甘やかさない

ラベリングは使いすぎると、相手が「甘える」可能性が出てきます。

少し節約する度に、褒めていると、恋人は「こんだけでいいの?」となってしまいます。

そうしないためにも、たまに褒めなかったり、

褒める基準を段々と高めたりすると効果的です。

注意点②:無理に使わない

早く効果を出したいからって、無理にラベリングをすることは避けてください。

例えば、彼女がお金を使ってしまったタイミングで、「お金の使い方うまいね」とか、

彼氏が掃除をしていないのに、「きれいになってきたね」と言ったりするのは避けましょう。

要するに、的外れなことを、誤ったタイミングでいうと逆効果になる、ということです。

①と同じく、甘やかしに繋がり、ドンドンと悪化してしまいます。

注意点③:自分をかえりみる

恋人にラベルをペタペタと貼ったら、自分にも貼られていないか思い返してみてください。

もしかしたら、恋人は自分に不満を持っているかもしれない、

そう考えることで、お互いの歩み寄りに繋がります。

もしかしたら、恋人も「理想」と「現実」のギャップを感じているかもしれません。

どちらか一方だけがラベルを貼られている状態だと、

なかなかケンカは減っていかないと思います。

相田みつをはこんな言葉を残しています。

アノネ ひとのことじゃないんだよ じぶんのことだよ

正直、私自身、できていないことが多いので、偉そうなことは言えません……

なので常に意識していたいと思います。

ラベリング効果【まとめ】

仲良し

 

これまでラベリング効果の有効なタイミングと、注意点について紹介してきました。

タイトルにもある通り、子育てにも仕事でも使えます。

  • 「ちゃんと宿題やってえらいね」
  • 「友だちに優しいんだね」
  • 「論理的に考えられているね」
  • 「パワーポイントうまいねぇ」

このような感じで使えます。

ラベリングは、相手を誘導して自分の理想に近づけることを目指しています。

ですが、その過程を通して、


「相手の頑張りを認めて、変化を一緒に喜ぶ」というのが本質だと思います。

人間誰でも、いい方向に変わることができたら嬉しいものです。

ぜひ、恋人とともに変わることで、ケンカを減らしていきましょう。

読んでいただきまして、ありがとうございました。

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