こんにちは。
今回はオンラインデートを心理学を使って成功させる方法を紹介します。
この記事は、次のような悩みを解消する手助けになります。
- 付き合う前のオンラインデートを成功させたい
- 遠距離で会えてない恋人とオンラインで楽しみたい
- オンラインから恋愛に発展したことがない
付き合う前のオンラインデートを想定して紹介しますが、
✓実際に会うデートにも使えるテクニックが含まれています。
✓付き合う前の関係にも、付き合ってからの関係にも使えます。
恋愛が難しい世の中ですが、心理学を使って少ない機会をモノにしちゃいましょう。
では、さっそくまいりましょう。
付き合う前のオンラインデートを成功させる方法
オンラインのデートって難しいですよね。
私はそう思います。
そもそもの通信環境とか機材トラブルとかは置いておいて、
普段見えている仕草とか、会話のネタとなる周りの景色が制限された状態でコミュニケーションを取るのは大変です。
大変だけど、コロナや遠距離のせいで会えないからオンラインでデートするしかない。
「会えるのがベストだけど、オンラインでも仲を深められたらいいなぁ」
そんな時は、二つの心理学を組み合わせてみてください。
結論:オンラインデートでは初頭効果と親近効果を使う
結論は、初頭効果と親近効果という心理学をオンラインデートの中で取り入れることです。
聞き慣れない用語かもしれないので、シンプルに言うと、
「初めと終わりの印象をよくすれば、全体的な印象がよくなる」ということです。
日本語には「終わりよければ、すべてよし」という言葉がありますが、
ここでは「始まりと終わりよければ、すべてよし」ということになります。
ではもう少し具体的に説明します。
初頭効果とは
初頭効果とは、1946年に心理学者のアッシュ氏が行った実験によって定義づけられました。
どのような実験だったかというと、次のような言葉の羅列を見せられます。
そして、その人物がどんな性格かをイメージしてもらう、というシンプルなものでした。
- A:明るい、素直、頼もしい、用心深い、短気、嫉妬深い
- B:嫉妬深い、短気、用心深い、頼もしい、素直、明るい
どうでしょうか。
AもBも同じ言葉を並べていますが、順番だけ変えています。
それでも、おそらくAにはポジティブな印象を、
Bにはネガティブな印象を持ったと思います。
これが初頭効果です。
「他の印象より、最初に受けた印象が強く残る」ということです。
親近効果とは
親近効果とは、シンプルに言うと初頭効果の逆です。
1976年にアメリカの心理学者である、N・H・アンダーソン氏が行って実験によって定義づけられました。
実験では模擬裁判が数回、弁護側と検事側に分れて行われました。
実験の詳細は省きますが、まとめると、
どの裁判でも最後に証言した側が勝利する、という結果になりました。
つまり、「最後に受け取った印象が強く残る」
これが親近効果です。
私個人としては、何かのセミナーや授業で質問を求められたときに、パッと思いつくのは、
直前に相手が話していたことです。
これも親近効果が使われていると思います。
(もちろん直近の方が記憶に残っているので、それもありますが)
付き合う前のオンラインデートでの使い方

では、実際にオンラインデートや普段のデートで、
どのように、この二つの心理学を使ったらいいのでしょうか。
結論は「最初と最後に力を注ぐこと」です。
これはそのまんま、初頭効果と親近効果をミックスさせたものにすぎませんが、
最初と最後に力を注ぐためにやる具体的な方法は、次の3つです。
【オンラインデートを成功させる3つのアクション】
- 事前に質問を用意しておく
- 聞く側に徹するor得意分野の話をする
- 最後に感謝
方法①:事前に質問を用意しておく
まず最初に、事前に質問を用意しておきましょう。
もちろん頭の中に入れておくのでもいいですが、
紙に書いて、自分のそばに置いておくのでもいいと思います。
これがオンラインのメリットです。
メリットはとことん使っちゃいましょう。
ある実験では、婚活パーティーで一度出会った男女が、また会いたいかどうかを判断する上で、
「質問の数」が多かった人ほど、また会いたいと思われる、ということが分かっています。
自分に興味を持ってくれると嬉しい、というのは当然ですね。
事前に聞きたい質問を何個か紙に用意をしておいて、その中からピックアップして聞いてみましょう。
その際、相手が嫌がりそうなことは避けてください。
付き合う前なら、無難な質問でいいと思います。
すでに付き合って長い方は、より深い質問を事前に考えておくとGoodかもしれません。
初頭効果発動中なので、この質問コーナーで印象をアップさせましょう。
方法②:聞く側に徹するor得意分野の話をする
これは、相手によって使い分ける必要があるので、少々難易度は上がります。
相手が質問にたくさん答えてくれる場合は、こっちは「聞く側に徹する」
そして、向こうがあまり話さない人だったら、「得意分野の話をする」
というパターンになります。
できる限り序盤に、初頭効果が効いている内に、どちらのパターンが有効かを判断してください。
なぜこれをやるのかというと、
「印象をよくして、その印象を最後まで残すため」です。
たくさん話す人にとっては、聞いてくれるのは好印象でしょうし、
向こうが聞く側なら、こちらが楽しく話しているのが好印象でしょう。
だからこそ、話す時は「楽しそうに話す」のがベストなので、得意分野がいいんです。
※質問から引き出せた話題を、グッと広げるのもいい感じです。
方法③:最後に感謝
初頭効果は前の二つで使えたので、後は親近効果を使うのみです。
「じゃあ間の会話はどうでもいいのか」と思われるかもしれません。
結論は「どうでも良くないけど、気にしすぎなくていい」ということです。
初頭効果と親近効果で間を挟めば、途中の印象は前後の印象でかき消されます。
なので、思いっきり外れた会話をしなければ大丈夫です。
デートも終わりの時間が近づいてきたら、ぜひ感謝や嬉しさを伝えてください。
- 「今日は忙しいのにありがとう」
- 「会えてなかったけど、話せて嬉しかったよ」
- 「楽しかったから、今度は直接会えませんか?」
最後に、これらの言葉を投げかければ、相手にとっては相当印象に残ると思います。
最初に質問で好印象、最後に感謝で好印象。
これで相手の記憶は好印象で埋め尽くされます。
それだけ人間の脳はシンプルなんです。
おまけ:ツァイガルニク効果を使う
おまけとして、感謝と同時に「次への期待を持たせる」ことが大事です。
これは心理学用語でツァイガルニク効果と呼ばれているのですが、
人間は「未完成、途中に魅力を感じる」という効果です。
具体的な使い方は以下のリンクにあるので、ぜひ読んでみてください。

シンプルに、
「実はもっと話したいことがあったんだけど、時間だからまた今度ね」
と意図的に言ってみてください。
相手は「話したいことってなんだろう」と気になってしまうはずです。
使いすぎは厳禁ですが、付き合っている相手にも使えますよ。
付き合う前のオンラインデートで心理学を使う際の注意点
「最初と最後に力を注ぐ」ことができれば、十分な効果が得られますが、
使う際は次のような注意点があります。
注意点①:極端にしすぎない
これは、「間の会話の手を抜きすぎない」ということを意味しています。
もちろん、間の会話より前後が大事になってくるわけですが、
「質問し終わったら、急に静かになったな」とか、
「あまり話さなかったのに、最後だけめっちゃ感謝される」
なんてことが起きないようにしてください。
二重人格なんじゃないか、と思われてしまったら悲しいです。
注意点②:質問力や好奇心を持っておく
二つ目は、
「そもそもの質問力を鍛えておくこと」と、
「好奇心を持つことが大事」だということです。
ぶっちゃけ、紙に書いた質問は特効薬のようなものであって、
心理学はきっかけにすぎません。
オンラインデートの目的は、実際に会うまでの過程でしかありません。
実際に会って、付き合って、さらにその先が大事ですよね。
なので、「実際に会ったら、全然質問してこない」とか、
「俺の話に興味ないのかな」と思わせてしまわないように、
紙に書かなくても、常に好奇心を持つようにしてください。
好奇心を持つためには、相手をことを考え、観察するのが一番です。
付き合う前のオンラインデートを成功させる方法【まとめ】
ここまで、オンラインデートを成功させるための、
初頭効果と親近効果の使い方紹介してきました。
繰り返しになりますが、すでに付き合っている場合もデートで使えれば、いいデートに繋がります。
ビジネスにおいても、出社して数時間頑張って、退社の直前頑張れば、
途中少し怠けてても、ある程度頑張ったように見えます。
今回の心理学をうまく使えれば、恋人ができる可能性が上がりますし、
今の恋人に、さらなる好印象を与えることもできます。
オンラインで何をどう振舞ったらいいか分からない場合は、
最初と最後に力を注ぐことを意識してみてください。
コロナ禍でも遠距離でも、オンラインで心の距離を縮めちゃいましょう。
ぜひこのテクニックを心がけて、経験を積んでみてくださいね。以下におススメのオンライン恋愛・婚活サイトを貼っておきます。
読んでいただきまして、ありがとうございました!
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